2011年9月8日木曜日

小さい秋、み~つけた


●高瀬ダム上流レポート 事務局長:水谷 博

FM長野の収録も終わり、気分的にちょっと余裕ができたのと十数日ぶりの快晴の空に誘われて、高瀬ダムの上に午後の短時間ながら入渓してきました。ダムの堰堤から槍ヶ岳の頭も覗けました。釣行は、駐車場の先から五郎沢出会いまでを1時間半という新幹線並のスピードでしたが、そのスケールの大きさに癒やされた時間でもありました。
はじめは川幅の広い瀬が続きます。大きな沈み石の周りを丹念に探っていくと、コツッと最初のアタリが来ました。これがまるまると太ったウグイ、ここまできて見たくない魚体です。この後、もう1本来ました。以前、イワナのエサがここは少ないということで、そのエサになるようにと放流されたものが残っているのです。今後は、生態系の保存という観点からその駆除も考えてもらいたいものです。
大岩がゴロゴロしているポイントに来ても、これまでの雨のためか、この時期にしては水量が多く、ガンガン瀬が続きます。こんなところから出るわけないよなと思いつつ、その瀬脇に毛鉤を振り込むと、ピョンとイワナが出てくれました。18サイズのチビですが、元気なヤツでした。五郎沢出会いまでにこれを含めて同じようなポイントから同サイズが計3本、これでタイムアップです。水量が多く、大物ポイントがすべてつぶれていたのが残念でした。次回に期待しましょう。