2011年9月16日金曜日

槍を仰いでテンカラを振る



●高瀬ダム上流レポート 事務局長 水谷 博

人工産卵場造成の目安もついて、午後3時半過ぎに五郎沢出会いから入渓、1週間前とは打って変わって低水位です。大物ポイントが続くチャンスですが、サカナが敏感にもなっているのでアプローチには気を遣います。
3つめのポイントでガクッと来ました。25㎝のニッコウです。そこで、同行した初入渓のO氏に「このポイントは、こことこことそこに振り込んでからあそこを狙います。あそこが一番の狙い目です。」などと偉そうな講釈を語って振り込むと、あそこからバシャッと出ました。なんと今年初の尺物ニッコウです。
その後はO氏が右岸を、左岸は私が釣り上がります。ゴヂ沢出会いで午後6時に納竿、結局O氏は4匹、私は11匹でした。最初の2匹以外はすべて、20㎝前後のニッコウイワナで、ウグイに出会うことはありませんでした。登山道に戻って見上げると槍ヶ岳がかすかに浮かんでいました。
ここからもまだいろいろありましたが、今日はここまでとします。