2017年3月29日水曜日

春のポカポカ陽気に誘われて


事務局長 ● 水谷 博

葛温泉で魚影を見たよとの釣友K氏からの連絡でいそいそと出かけました。
相変わらず堆砂は激しいのですが、入渓してみると、意外とポイントはあります。しかし、深みのあるトロ瀬・落ち込みの白泡の中・瀬の肩・開き・石裏等々丹念に振り込んだつもりですが、釣果はもちろん、魚影もアタリもライズも全くありません。あるのは砂と下ってくる真新しい足跡だけ。唯一の救いは、人工産卵床の付近にはいなかった孵化直後と思われるイワナの稚魚が湾処に沢山いたことでした。この堆砂の中でも命をつないでいるのに感動させられました。
脱渓すると、たまたま作業に来ていた大町在住の釣友S氏とばったり。彼の話にでは2月末に国営公園下の乳川でいい思いをしたとのことでした。これは行くしかありません。
橋の上から覗いてみると、岩盤のヘチに尺物ヤマメらしき魚影がゆらゆらしていたので、早速入渓しました。撃沈20番毛バリを振り込むと一髪できました。しかし、痛恨の合わせ切れ。大物を見た焦りで古い08のハリスを代えなかった失敗でした。
その後、306線まで下って再入渓して釣り上がりました。先ほどの橋までにヤマメとのハイブリッドらしき25cmサイズのニジマスが1匹だけ掛かりました。尺物がいたところにはチビヤマメがいましたが、毛バリを見に来て帰って行っただけでした。水温7.7度で活性が上がるにはもう少し時間がかかるようです。