2021年3月29日月曜日

渓魚の電気ショッカー調査


事務局長 ● 水谷 博

ある大学の先生が渓流魚の生息調査をするというので、見学させていただきました。市街地を抜けて川沿いに西三河の山道を1時間のドライブです。ハナモモとサクラが満開で気持ちよく走れました。

50mの区間を1回1時間ほど掛けて調査しこれを2回繰り返します。重いショッカーを担いで水に入るのも大変ですが、その直下で流れてくるサカナを激流に耐えて網を構えてすくうのも大変な重労働です。サカナがいそうなポイント全てでこれを繰り返します。2回目の減数率で統計的に生息数を予測するということでした。

採捕が終われば終了ではありません。すくった全てのサカナを魚種ごとに分類してその数とサイズ及び重量を記録します。もちろん、全てのサカナを再放流します。最後に、川幅や水深を異なる数カ所のポイントで測定します。

今日の2ヶ所の調査では、80匹ほど採捕できましたが、カワムツとカジカが大部分を占め、アカザとアブラハヤが少々いました。いずれも2~3cmの小さなサイズで最大でも10cmほどで、渓流釣りの対象になるサケ科のサカナは発見できませんでした。