事務局長 ● 水谷 博
北安中部も解禁でぇ〜す。快晴無風、暖かい絶好の解禁日です。しかし、積雪はどこも１ｍ以上あります。入渓はウエーダにワカンという重装備です。それでも20cmは沈みますがつぼ足に比べれば半分以下で楽しく歩けます。何より、雪を踏み抜いたときの膝の過屈曲がなく安全で斜面も登れます。
入渓は鹿島川黒沢橋に11時、暖かくなってからと思ったのがよくありませんでした。すでに先行者がいました。しっかりと足跡が残っています。まあエサ師なら毛バリにも出てくれるだろうと振り始めました。しかし、全く反応がありません。昨年爆釣したミッジが盛んにハッチしているところでも全く魚影がありませんでした。でも、青空に鹿島槍と五竜岳、スケールの大きな渓でのロングラインのキャスティングは快感でした。
ならばと、鹿島部落のブラウンポイントへ移動しました。しかし、こちらも来るときにはなかった車があって先行者です。挨拶すると、やはり今来たところだそうです。もう、本流のブラウンポイントへ行くしかありません。林間と広河原の雪原をしばらく歩きました。ようやくたどり着いてまたがっかり。水量が少なくてポイントがつぶれていました。もちろん、魚影はありません。
こんな訳で、解禁初日は見事に空振り三振です。帰りはカモシカに見送られ、雄大な自然の中でゆったりと竿が振れただけでよしとしましょう。
