2016年3月29日火曜日

柳の下のイワナはならずも


事務局長 ● 水谷 博

あの爆釣以来3週間ぶりの大町です。もうすっかり春です。
今日の予定は釣り→昼食→スキー→温泉でしたが、鹿島川の入渓しようと思ったポイントに先行者で、スキー→昼食→温泉→釣りになりました。入渓は3時過ぎ、しっかりと足跡があります。でも、まだ瀬には出ているとは思えないのでここしかポイントがなく振り込みます。3投目にコツンと来ました。ラインが流芯に吸い込まれようとする直前でした。きっちりアワセたつもりですが、強過ぎたのか20センチ弱のチビイワナがすっ飛んできました。その後も粘りましたが反応は出ませんでした。
前回の爆釣ポイントへ釣り上がります。まず観察しますが、前回のような魚影は全くありません。いろいろな流し方や逆引きもしましたが、反応はなし。風が出てきて寒くなってきたので、先ほどのポイントに戻ります。もう一度堤防沿いの深みを撃沈毛バリで慎重に攻めます。やはり、数度目に今度はガクンッと来ました。アワセもバッチリ。流芯に引き出して引きを楽しみました。ハリスは芝川のままなので1.5号で心配ありません。十分楽しんでからランディングさせました。天然ではありませんが、きれいなギリギリの尺物です。前回バラしたイワナかも知れません。狙ったサカナが掛かってこの1匹で十分満足できました。
ところで、鹿島に入渓する前に篭川も見に行ったのですが、そこで大町在住のフライマンに出会いました。初めての方でしたが、釣りに対する考え方が我々と同じで楽しく話ができました。大町にもこのような方がいるのだと心強く思われました。そのN氏の話では篭川でも80センチのブラウンが釣れたという話を聞いたそうです。言われてみれば、鹿島から下って本流を遡上し、ダム直下の大きな溜まりで育ち、篭へ上ることは考えられます。篭川でもブラウン退治をしなくてはならなくなったら残念です。今シーズンはこの観察もしましょう。