2017年10月31日火曜日

人工産卵床のメンテナンス


小白沢

事務局長 ● 水谷 博

二つの連続台風による出水で人工産卵床のメンテに行ってきました。
しかし、水量は多いものの流されたり砂が溜まったりすることはありませんでした。堰堤直下の沈砂池が効いたようで、半分以上埋まりましたが、人工産卵場にはほとんど砂は溜まっていませんでした。2時間ほどの作業でバイパスを作って水量と流速を調整して終了です。
そんな作業をしているときでした。何か音がしたようなので本流方向を見ると、ウエットスーツにシュノーケル、手にはたも網、密猟者かと身構えましたが、大町ダムの依頼による生息魚類調査をしている人でした。その人の話によると、「サカナは少ないがいる。この下ではダム差しのペアリングを見た。この小白沢でもイワナがいた」とのことでした。2号人工産卵場に1匹ですがいたようです。期待が高まったメンテナンスでした。

作業前の堆砂



産卵床作業前
産卵床作業後
作業後のバイパス
イワナのいた2号人口産卵場