2017年10月17日火曜日

紅葉の葛温泉で人工産卵場の造成


事務局長 ● 水谷 博

今年も紅葉の始まった葛温泉で、高瀬川本流流れ込む小白沢に人工産卵場を造成しました。
これまでの経験から、堰堤上流に1ヶ所、人工産卵場の上流に2ヶ所の沈砂池を掘って極力、砂に埋まるのを防ぐようにしました。また、小さな礫の投入を少なくし、より自然の水底に近いものにしました。場所は橋の上下に1ヶ所ずつ、2ヶ所しか作れませんでしたが、本流から20m程しかありませんのでこれが限界でしょう。
それにしても、人工産卵場の造成作業は大人 (お子さんにもできますが少々力が要ります) の水遊びです。石一つの置き方で水況は一変します。場所の選定から、いかにしたら水深を深くできるか、流速を緩められるか、堆砂を防げるか、工夫することばかりで、これが結構楽しいものです。あとは魚に気に入ってもらえるよう祈るだけです。