2018年9月30日日曜日

木曽にテンカラ専用区の開設か?


事務局長 ● 水谷 博(長野県内水面漁場管理委員)

長野県では釣ーリズム信州推進事業として、特色ある釣り場づくりを通じて地域の活性化を図る取組を進めています。そのひとつに、千曲市戸倉上山田温泉の 冬季ニジマス釣り場 があります。
それらの実績からでしょう、木曽地域から「地域活性化の具体案がないか?」との相談があり、長野県農政部園芸畜産課は「テンカラ専用区の開設」を提案しました。
「テンカラ」という言葉が広がったのは木曽からでした。もちろん、その語源には諸説ありますが ...。
石垣会長と私は県から依頼され、数度にわたって入渓し、専用区開設の可能性について検討してきました。しかし正直なところ、テンカラ師から歓迎され、同時にテンカラ以外の釣り人にも受け入れられ、結果、地域行政の事業として成功するのか? その判断はむずかしいところです。
そこで、皆さんのご意見を メール でお聞かせください。テンカラ以外の釣り人からのご意見も歓迎です。
あえて候補地の河川名等は伏せさせていただきますが、概要は以下の通りです。

●アクセス:よくありません。
・中央道中津川ICから約90分
・中央道伊那ICから約30分
・長野道塩尻ICから約45分
・JRの駅からバスがあります。

●渓相:典型的な里川です。
・立派な県道沿いです。
・ほとんどが平瀬です。
・段差工が連続します。
・河畔林ほとんどなく振りやすい。

●対象魚:放流アマゴ
・ヤマトイワナの生息域です。
・同量を放流してもイワナはほとんど釣れません。

●その他
・テンカラ初心者を主たるターゲットと考えています。
・漁協の理解と行政、地元民の熱意が必要です。
・駐車場・トイレは少なく、コンビニは近くにありません。
・宿や食堂は沿道にあります。
・700mほどの区間指定と夏季の期間限定。
・日釣り券は2000円、年券は9000円。
・地元の人から釣り人は嫌われていません。