事務局長 ● 水谷 博
2週間ぶりの入渓です。会員交流会の時に鹿島川黒沢橋の渓相が全く変わっていたので、鹿島部落の辺りを確認するためです。
こちらもすっかり変わってしまっていました。かなりの範囲に重機が入り、ガンガン瀬とチャラ瀬の連続で広い河原に1本の樋の中を水が流れているようなものです。何本もの尺上ブラウンや良型イワナを掛けたポイントもすっかりチャラ瀬に変わっていました。堰堤の下も溜まりはなく、どこにもサカナが居着けそうな場所がありません。
そんな中、唯一のポイントと思われた本流筋への長い落ち込みへ振り込んだときでした。コツンと小さなアタリが手に来ました。合わせると重い!!根掛かりかと思った瞬間でした。真っ白い甲高な魚体が反転しました。ヤッター、久々の尺上ヤマメか!上流へ上ろうとするサカナをランディングさせるために走られないよう竿を倒して下流に向け、引きを楽しみながら慎重に寄せました。
残念、ヤマメではなくニジマスでした。それでも41cmありました。
しかし、1時間半ほどやってアタリはこの1回のみ。全くサカナっ気がないけど、たまに大物がでる鹿島川です。