事務局長 ● 水谷 博
芝川は富士山の影響か、新清水ICを降りたとたんに雨となりました。全国的には天気はよいのに、・・・。芝川駅の近くでは桜の開花が確認できましたが、グラウンド横の堤防の蕾はまだ堅いようでした。
講習会は、初心者から超ベテランまで20数名ほどが集まり、バーブレス協会の紹介と無州氏のC&R区間が橋から上流に変更になったという案内から始まりました。会長の講話の後、参加者は初心者組とベテラン組に別れ、初心者は会長のマンツーマンレッスン、ベテラン組は3時間で長寸を競う釣り大会となりました。
久々に一参加者であった私は釣り大会に参加しましたが、サカナの反応がありません。大物は2ヶ所のプールに沢山いましたが、かなりの時間観察しても全く動きがないのです。もちろん、毛バリを追うどころか避けることもしません。上のプールで20分ほどたってからでしょうか、撃沈毛バリが30センチほど真横を流れたときに突然反転して大物が喰いました。ハリスが08だったので慎重に寄せたつもりでしたが、あと1歩のとこれで切られました。やむを得ず1.5号に取り替えて再挑戦しましたが、また反応がなくなりました。時間切れ寸前、また大物の横を毛バリが流れたときにサカナがピクッと動いたので合わせるとガクッときました。しかし、これがアユのように背掛かり、ランディングさせられる場所があったので、必死にこらえてどうにか上げることができました。これが、何と60センチ弱で1等賞(釣ってもいないのに申し訳ありません。でも掛けました)。賞品の「テンカラストレートライン」をゲットすることができました。
この「テンカラストレートライン」は、石垣会長が1年の時間をかけて監修してフジノラインが新発売したもので、なかなかの優れもののようです。レベルラインでもない、テーパーラインでもない、第3のラインです。ナイロン糸を撚るのではなく組み糸にしているのです。名前の通り、全く撚りがないのでまっすぐなのです。黄色の視認性もよく先端には目印も組み込んであります。始めは軽くて頼りないようですが、しばらく振っていると水を含んで重くなります。非常に扱いやすいラインのようです。3.5・4・5mの3種類があるそうです。是非お試し下さい。