かじか沢の尺イワナ |
事務局長●水谷 博
今週も人工産卵場の観察に行ってきました。葛温泉の木々はその葉を落とし雪を待つばかりです。
前回野生イワナが確認された小白沢1号は、様子が変わっていました。岩陰のタルミは10センチほど窪んでいました。流芯ではないので小石が流されたとは考えられません。明らかにイワナが掘ったものと思われます。その厚さが足りなかったために気に入らなかったのか、土台の岩の間に卵はありませんでした。
かじか橋の下ではようやく尺イワナが姿を見せました。一回り小さい個体を追いかけ回していてペアは出来ていませんでした。まだ成熟していないようです。
グレンパル葛の小川では、人工産卵場に変化はなく、当歳と1歳のイワナを各1匹確認しましたが、ペアリングは確認できませんでした。水温がまだ11.8度あり、産卵はまだのようなのでもうしばらく待ってみましょう。
小白沢1号 |
葛2号 |