事務局長 ● 水谷 博
お盆期間は殺生を控えていましたが、白馬でのボランティアも終了したので出かけてみました。入渓は5時半、秋の陽はつるべ落としのごとく7時には真っ暗になってしまいますので、これがぎりぎりです。鹿島川のいつもの入渓ポイントには香川ナンバーのワゴン車が止まっていました。遠路ご苦労様です。
河原に出ると人影はないのでかなり前に入渓したのでしょう。ポイントに急ぎます。5分ほど歩いて、先日M氏が45センチを掛けた浅いトロ瀬に振り込みます。浅い開きでは反応がなく、流れ込みでようやくバシャンと来ました。しかし、サイズは18センチ、小物でした。逃げ出したのか自然産卵したのかわかりませんが、こんなのが増えるのは困りものです。
そして、いつもの絶対ポイントを下から慎重に攻めていきます。こちらも最上流部の流れ込みでバッシャンと来ました。大物ではありませんが、まずまずの引きです。ランディングさせて確認すると何と25センチの野生イワナでした。このポイントでブラウンとニジマス以外のサカナを掛けたのは初めてです。外道がいなくなって本来のサカナが戻ってくれたのはうれしいことです。写真を撮るのもそこそこに定位してくれるよう願って早速リリースしました。