事務局長 ● 水谷 博
立春も過ぎて春の足音が渓からも聞こえてくるようになりました。大町市の北安中部漁協管内の渓は、例年2月16日が解禁日です。
しかし、今年は写真のように雪が多くて解禁直後の入渓は困難が伴うようです。鹿島川の黒沢橋から上流を見るといかにもイワナがいそうな渓相ですが、ほんのわずかな距離でも輪かんじきかスノーシューがなければ近寄れそうにありません。所によっては、ロープも必要でしょう。ちょっと気温が上がれば、スノーブリッジや雪庇を踏み抜いて事故になるかもしれません。入渓の際は十分ご注意ください。
また、篭川下流は相変わらず工事中ですし、葛温泉は砂に埋まっています。解禁日は県道長野大町線から北の農具川で竿を出すのが一番安全でしょう。昨年のような大雪でなければ、当日は300キロのニジマスが目の前で放流される予定です。解禁のお祭まであとわずか、もう少しの辛抱です。風邪を引かないように待ちましょう。